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2023年10月27日(金曜日)

ウクライナ避難学生と交流 筑波大でUNHCR弁務官

国連難民高等弁務官事務所のグランディ難民高等弁務官が、つくば市の筑波大学で、ウクライナからの避難民学生数人を含むおよそ40人の学生らと意見交換しました。グランディ氏はイスラエル軍とイスラム組織ハマスによる戦闘の激化に触れ「大変衝撃を受けている。紛争を解決するには外交努力が必要だ」と強調しました。

筑波大学によりますと、ウクライナの情勢悪化で就学の機会が奪われた学生をこれまでに40人以上受け入れており、国立大学としては最大規模です。

首都キーウから去年末に避難し、筑波大学の特別聴講生となったミコラ・ママンチュクさんは「家族と離れて暮らすことになったが、ここが二つ目の家庭のようだ」などと語りました。グランディ氏は「教育は水や食料と同じくらい重要だ」と筑波大学の取り組みを評価しました。

交流後、グランディ氏はパレスチナ自治区ガザの情勢について「何万人もの人々が飢えているのを懸念している。人道支援を続けるとともに、停戦も実現しなくてはならない」と語りました。(共同)

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