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2023年10月20日(金曜日)
水害被災河川…来年5月末迄に本格復旧へ
9月に発生した台風13号水害で茨城県が管理する9つの河川が氾濫したことについて、茨城県は、来年(2024年)5月末までに本格的な復旧を完了させる方向性を示しました。これは、大井川知事が10月20日開いた定例会見で記者団の質問に応えたものです。
県北部の日立市、高萩市、北茨城市では9月8日に発生した台風13号水害で、県が管理する中小9つの河川が氾濫し、2人が死亡したほか住宅の損壊や浸水害、土木、農業など被災が多岐にわたりました。20日開いた定例記者会見で大井川知事は、回復の度合を問われ、「応急復旧が完了し、本格復旧への調査を進めていて、次の出水期にあたる来年(2024年)5月末に完了させるべく全力で取り組んでいる」としました。そのうえで、復旧工事の考え方については「河川周辺の地域事情に応じて対応せざるを得ない。ある程度の出水を前提にあらゆる可能性をさぐりながら氾濫防止対策を策定する」などとその方向性を述べました。