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2023年10月19日(木曜日)
増える金属盗 茨城県警「大規模な太陽光発電所ほど警戒を」
金属類の盗難が急増しています。茨城県警によると、2020年から3年連続で全国ワーストを記録している金属盗の認知件数が、ことし9月末までの暫定値ですでに去年1年間の件数を上回る1900件だったと発表しました。
また、金属盗の被害の半数以上は太陽光発電所が狙われています。2000kw以上の出力を持つ大規模な太陽光発電所は敷設されているケーブルを一度に大量に入手でき、大規模な太陽光発電所全体の37・1%が被害に遭っています。一度被害を受けた太陽光発電所が再び狙われる事も多く、警察では、防犯対策の強化を呼び掛けています。
金属盗の増加を受け、県警では今年6月から金属類を買い取るリサイクル業者の現場に460回の立ち入りを実施しており、盗品と疑われる場合、警察に通報するよう協力を求めています。