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2023年10月18日(水曜日)
茨城県の小野寺副知事、任期半分残し退任へ
茨城県の小野寺俊副知事が、「後進に道を譲りたい」として任期を半分残し、10月末で退任することがわかりました。
退任する小野寺副知事は、岩手県一関市出身の71才です。早稲田大学を卒業後、1975年に茨城県庁の入庁、総務部長や教育長などを経て大井川知事就任直後の2017年10月から副知事をつとめ、現在は、2期目の折り返しにさしかかるところでした。
入庁から48年半。特別職になってからは東日本大震災からの復旧・復興、2019年茨城国体の選手団の強化、それに、速度感ある大井川県政のまとめ役に尽力しました。退任する小野寺副知事は、取材に対し、「ずっと考えていて、9月決断し、知事に伝えた」としました。そのうえで、「特別職を12年半つとめ、70才を超えたので、どこかで区切りをつけるつもりでやってきた。大井川(おおいがわ)県政が落ち着き成果も出てきた。一定の役割は果たせたのではないか。後進に道を譲り世代交代をはかるべき」などと退任理由や心境を語りました。
退任後は、来年(2024年)3月まで非常勤の参与として後進の指導・育成にあたる方向で調整が進んでいるということです。一方、後任の副知事については、県議会の同意が必要なため、今後、人選が進むと思われます。