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2023年10月17日(火曜日)

工事中の原発防潮堤に不備 東海第2、完了時期影響か

(写真提供:日本原子力発電)

日本原子力発電は10月16日、東海第2原子力発電所の防潮堤工事で不備が見つかったと明らかにしました。

施工不良とみられ、原子力規制委員会に報告しました。原電は防潮堤設置を含む安全性対策工事の完了を来年9月と見込んでいますが、遅れる可能性もあります。

原電によりますと、不備が見つかったのは防潮堤の基礎部分を取り囲む土留めです。強度を高めるために構造物の間にコンクリートを詰めることになっていましたが、複数の箇所で詰められていませんでした。鉄筋のゆがみも見つかりました。今年6月に見つかり、防潮堤工事を一時中断しました。原電は同じ構造を持つ他の基礎部分でも施工不良がないかどうか調べています。(共同)

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