笠間市、来年度新1年生にエコランドセル

入学準備がかさむ子育て世帯の負担軽減と環境教育を進めようと、笠間市は、来年（2024年）4月に入学する小学校1年生に向けて、リサイクル素材を活用した「エコランドセル」を、無料で支給することになりました。

対象は500人ほどで来年（2024年）1月に各学校で始める入学説明会で配布する予定ということです。笠間市によりますと、支給するランドセルは、男女とも同じ紺色、重さ870グラムです。クラリーノや皮ではなく、主にスポーツバックに使われる「鎧布」と呼ばれる素材を起用し、内張りには回収したペットボトルを原料としたリサイクル繊維を活用します。笠間市と東京・渋谷に本社がある「エース」が共同開発しました。反射材やタブレット専用ポケットのほか、ショルダーの部分には防犯ブザーを取り付ける金具も付いています。笠間市の、学務課と資源循環課では「クラリーノや皮素材のランドセルにくらべ2割ほど軽くなり、金額も8割から6割安くなる。カジュアル素材で校外学習にも使えるなど経済的」としています。

あわせて、「エコランドセルを通じた児童への環境教育につなげたい」などとしています。