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2023年10月10日(火曜日)
災害へ備えて 「まちケア」アプリ 水戸市内のイベントで紹介
5年前の西日本豪雨での支援活動をきっかけに開発されたスマートフォン用のアプリ「まちケア・コモンズ」がこのほど(9月23日)、水戸市内で開かれた防災イベントで紹介されました。この秋も、台風や大雨による被害を受けた地域で、被災者のほか、 ボランティアに活用されているということです。
開発したのは、行政が保有するデータの活用を研究する、岡山県倉敷市の一般社団法人「データクレイドル」で、つくば市に「つくばラボ」を開設しています。アプリで情報を集約、デジタル化することで、避難先の状況が把握しやすくなり、生活再建にも役立ちます。「マイタイムライン」や、「ローリングストック」の方法で、3日分のリストを作ることもできます。
アプリの機能を使って入力された避難所や病院、スーパーなど幅広い施設の情報が掲載されていて、西日本豪雨での被災地の知恵が、全国の被災自治体の自助に向けた防災・減災の取り組みを支えようとしています。