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2023年09月27日(水曜日)

「常陸国ロングトレイル」に名称変更 県北

県北地域の里山や名所を繋ごうと整備が進む総延長およそ300キロのコースについて、茨城県は、10月1日から、名称を「常陸国ロングトレイル」に変更することになりました。大井川知事が9月27日開いた定例記者会見で発表したものです。

このエリアでは、袋田の滝や竜神大吊り橋、花貫渓谷などを巡る「県北ロングトレイル」のコースが全体の3分の1にあたるおよそ105キロですでに開通しています。今年度も110キロが作業中、そして、来年度(2024年度)に全体が完成する見込みです。大井川知事は、「インバウンドを含めた国内外の観光需要を取り込むには、古来の歴史や原風景をイメージさせる『常陸国』をエリアブランドとして確立させることが必要」などと述べました。そして、名称の変更日も、JR社との「デスティネーションキャンペーン」の開始日に合わせました。

さらに、茨城県は、南北縦断675キロの国家プロジェクトコースを持つヨルダンの「ヨルダントレイル協会」と10月13日にパートナーシップ協定を結んで、「常陸国ロングトレイル」の積極的なPRを強化することも明らかにしました。

一方、記者団からは、「常陸国ロングトレイル」の名称を茨城県内全体に広げるかも問われましたが、「県北のコースの整備が済んでから検討する」として具体的なことを示しませんでした。

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