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2023年09月27日(水曜日)
庁舎電源が「地下」は茨城県内8か所
台風13号水害で地下にあった日立市の電源が水没し停電した問題に関連し、電源が地下に設置してある茨城県内の自治体が茨城県庁を含めて8か所あることがわかりました。ハザードマップ地域外であったり対策済みであったりするものの県では、想定外の水害に向けた安全性の確認などを指導します。大井川知事が9月27日開いた定例会見で記者団の質問に応えたものです。
9月8日に発生した水害では、県北部で線状降水帯が発生し小さな河川の氾濫で濁流が地下に流れ込んだ日立市の庁舎は通常電源と非常電源が水没して停電しました。被災状況のまとめと対応が遅れた日立市に関連した記者団の質問に対し、大井川知事は、水戸市笠原町の茨城県庁について「電源は地下にあるが、ハザードマップ地域外で、調整池があり、高さ50センチの防水壁がある」などと対策済みであると答えました。あわせて、日立市を除く6自治体についても、非常電源を上の階に配置するなど同様に対策済みの状況としました。それでも、県では、激甚化する想定外の水害が今後も起こり得るためさらに入念な確認が必要で自治体に対し、必要な対策を取るよう指導することになりました。