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2023年09月21日(木曜日)

茨城県警・高齢者世帯を訪ねる「巡回連絡」 オレオレ詐欺の減少に効果か

茨城県警は9月20日、地域の警察官が高齢者宅を訪問し、防犯対策などを呼びかける「巡回連絡」が6万8000世帯になったと発表しました。去年の同じ時期に比べて、オレオレ詐欺の件数が減少するなど、効果が出始めているということです。 

茨城県警では、ことし6月から高齢者を狙った特殊詐欺や住宅侵入窃盗の防止、防災対策を呼びかける事を目的に、地域課に所属する警察官が、1年間かけて茨城県内の高齢者の住む53万世帯すべてを訪問し、反射材や啓発用のチラシを配布する取り組みを行っています。9月現在で、県内の警察官が1日およそ1300世帯を訪問しており、訪問時に、留守番電話設定を呼びかけていることもあり、6月から8月の県内のオレオレ詐欺の発生件数は13件と去年の同じ時期に比べ、半分に減少しているという事です。

茨城県警は、今後、隣接する交番などでブロック分けし、役割を分担する事で、巡回連絡に専念する時間を確保し、水戸や日立など高齢者世帯の多い地区の活動を強化していく方針です。

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