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2023年09月20日(水曜日)
松村防災担当大臣が被災の県北3市を視察
内閣府の松村祥史防災担当大臣が、9月20日、台風13号豪雨で被災した県北の3つの市を視察し、「住民が元の生活を取り戻すまで頑張る」などと被災者支援を明言しました。激甚災害を適用するかどうかは明言しませんでした。
今回の台風13号では、1400棟あまりの浸水害や300か所近くの土砂崩れ、農業、商工業を含め判明している被害額が数十億円に拡がり、県北部の日立、高萩、北茨城の3つの市が激甚災害に指定するよう求めています。それらを踏まえ、松村大臣は、9月20日通行再開のメドが立たない主要地方道「日立山線」の土砂崩れの現場や、1メートルの床上浸水で機械類と商品が被災した北茨城市の水産加工会社を視察しました。
北茨城市役所に移動して冒頭だけを公開した意見交換会では、大井川知事から、「激甚災害か、同じ程度の支援」を改めて要請されました。これを受けた松村大臣は、出身地の熊本が過去に地震と水害の両方で被災した経験を踏まえ、「ひとつの課題を克服すると次の課題が出る。3年から5年やっていくことが重要」としたうえで、「住民が元の生活を取り戻すまで政府一体となって頑張る」などと述べました。
終了後、記者団からは、県北の3つの市を激甚災害に指定するかどうかを問われ、「被害の査定が積み上がってから判断する」などと語りました。