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2023年09月15日(金曜日)
主要地方道「日立山方線」再開のメド立たず
台風13号で被災し通行止めが続く、県北の主要地方道「日立山方線」について、茨城県は、9月15日、土砂崩れからの復旧などに時間を要するため、通行再開のメドが立っていないことを明らかにしました。これは、県議会の防災環境産業委員会と土木企業立地推進委員会の合同現地調査のなかで、県道路維持課の井上和則課長が答弁したものです。
県北の主要地方道「日立山方線」は、9月8日の、線状降水帯も発生した台風13号の豪雨で土砂崩れが起き、マイクロバスと乗用車あわせて7台が埋もれ、10人が一時取り残されトラックも土砂に押し流されるなどしました。井上課長は、不安定な土の塊を除去するのに慎重な作業が必要なため、日立市宮田町から入四間町まで8キロ余りについて通行再開のメドが立っていないとしました。あわせて、井上課長は、前例がなかったとして、「日立山方線」の通行を規制する雨量の設定がなかったことも明らかにしました。