スポーツ義足の体験　障がいと多様性学ぶ つくばみらい市伊奈東小

子ども達に、障がいをはじめとした多様性への理解を深めてもらおうと、義足アスリートと交流したりスポーツ義足を体験したりする授業が、つくばみらい市の伊奈東小学校で行われました。

スポーツ義足の体験をしたのは、伊奈東小学校の5年生と6年生合わせて114人で、講師は、パラ陸上競技T64クラス400メートル 日本記録保持者の池田樹生さん26歳が務めました。池田さんは生まれつき左手の指が三本、右足の膝下と右腕の肘から先がありませんが、幼いころから、野球やサッカーなどスポーツに打ち込んできました。

池田さんが義足の付け方や義足を外した足について説明すると子ども達は熱心に聞いていました。

そのあと子ども達は、実際に義足を履いてマットの上を歩く体験をしていました。義足アスリートの池田樹生さんは子ども達に多様性や成功体験を学んでほしいと話します。

この授業は、住宅設備機器メーカーの株式会社LIXILが主催したものです。担当者は「子ども達に義足アスリートの身体能力や努力を感じてもらい、バリアフリーや多様性についても理解を深めてもらえたらうれしい」と話していました。