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2023年09月11日(月曜日)

「まさかこんなに早く来るとは」台風13号・茨城県北部 線状降水帯で大きな被害 

茨城県では9月8日、線状降水帯が発生し、「顕著な大雨に関する情報」が3回発表されました。日立市では12時間の雨量などでも観測史上最も多い雨を記録しました。日立市役所では近くを流れる2つの川の合流地点で水があふれ地下が浸水し、駐車場や道路も水につかりました。浸水の影響で停電、市の災害対策本部は電力が通っている消防本部に場所を移しました。

台風13号による大雨の影響で、常磐自動車道の日立中央インターチェンジの入り口付近を通る県道日立山方線で道路脇ののり面が崩れて道をふさぎました。

北茨城市や高萩市でも床上浸水の情報が相次ぎ、茨城県は、日立市と北茨城市、高萩市に災害救助法を適用し、居間やトイレなど、日常生活に最低限必要な場所の応急的な修理にかかる費用などは国と県で全額補助します。

多くの建物では、水が引いた9日の朝から、住民などが後片付けをしていました。

高萩市内を訪ねると、関根川近くの住民は「川が氾濫したのは今回で3回目」と話します。

被害の全容はつかめていないのが現状で茨城県や市町村では、被害の確認を進めています。

「こんなに水が来るとは」「こんなにも早く被害が出るとは」という反応が大多数でした。

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