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帆引き船の写真を公開 土浦市に「霞ヶ浦帆引き船PRブース」開設
霞ケ浦で撮影された、数々の観光帆引き船の写真を展示する施設が、土浦市に整備されました。施設のある「土浦ピアタウン」では9月1日、土浦市の安藤真理子市長や関係者らが出席し、記念の式典が行われました。
「霞ヶ浦帆引き船PRブース」は、「土浦ピアタウン」の空き店舗を活用して整備され、8枚の写真パネルと椅子やテーブルが並び、休憩スペースにもなっています。式典で安藤市長は「土浦市民にとっても誇り。これからますます帆引き船の魅力を発信してもらい、土浦市もかすみがうら市、行方市ともいっしょになって発信したい」とあいさつしました。
かすみがうら市の宮嶋謙市長は「これからの霞ヶ浦の浄化、魅力を多くの方に知ってもらう弾みになる」と述べました。
行方市の鈴木周也市長は「きちっと後世につなぐことが私たちの力であり、若者に伝えていくことが大切」と話しました。
今後、800点の写真を2カ月ごとに入れ替え、紹介するということです。
霞ヶ浦の「帆引き船」は1960年代までワカサギ漁などに使われた船で、1枚の大きな帆に風を受け進むのが特徴です。現在は観光帆引き船が大きな帆を風で膨らませながら運行していて、夏の風物詩となっています。霞ケ浦帆引き船・帆引き網漁法保存会が保存活動を行っていて、会長を務め、「実際に帆引き船で漁ができるようにする」のが夢という、 戸田広さんは「法律を変えてもらって、帆引き船で漁業ができるようにしてほしい。今は風物詩という位置づけだけだが、50年、100年かかってもいいので、まずは、そういうきっかけになってほしい」と話しました。
帆引き船のPRブースは 「土浦ピアタウン」1階に開設されています。