ニュース
2023年09月04日(月曜日)
日立久慈町漁協 シラス半値 「処理水放出の影響と即断できず」
福島第一原発の処理水の放出による風評被害への懸念が続いていますが、日立市は、市内の久慈町漁協でのシラスの値段が処理水放出後、50%ほど下落していると明らかにしました。
この数字について、日立市は「処理水放出の影響か即断できない。引き続き見守る必要がある」との見方を示しています。茨城県内でシラス漁を営む、ある漁師は、「シラスは高ければ2000円、下落すると500円と価格が大きく変動するため、原因を判断する事は難しい」 と話しています。
茨城県のホームページの情報によりますと、放出前日の8月23日は、久慈町漁協でシラス1キロ当たり1272円で取引されていましたが放出後の26日には583円まで急落し、9月1日の時点では667円となっています。ブリなどは処理水放出の前後で価格に大きな変化は起きていません。