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2023年08月30日(水曜日)
北茨城・処理水放出後迷惑電話およそ40件 市長会で漁協関係者に対する支援を陳情へ
福島第一原発の処理水の海洋放出開始後から、中国からとみられる迷惑電話が全国各地で相次いでいる問題で、福島県と県境を接する北茨城市の市役所でも、8月29日までに、40件ほどの迷惑電話があったことが判りました。
これは、8月30日の北茨城市の定例会見で発表されたもので、夜間を中心に、多くの音声が、一方的に中国語の音声が流れたり、テープで録音された音声が再生されたという事です。また、北茨城市の豊田稔市長は、市長会で、県内の漁業関係者に対して速やかに支援を行うよう知事などに陳情する事を決定した事を明らかにしました。
また、処理水の放出がおよそ30年と長期間になることについて、豊田市長は、「自分が生きているうちは責任を持ち、我々が積極的に発言する事によって、後輩に引き継いでいきたい」とコメントしました。