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2023年08月28日(月曜日)
過疎地域に中小企業のインターン呼び込みへ
過疎地域の中小企業に都市部の学生をインターンシップで呼び込み人口増加や活性化につなげようと、茨城県が1600万円の事業を進めることになりました。
県では、数年前から、二地域居住を勧めたり都市部から県内へ移住し転職・起業する子育て世代に補助金を出したりするなど人口増加策を進めています。県の計画推進課によりますと、その相談や移住は、鉄道など交通手段が整っているところに集中する一方、過疎の市町村については、皆無に等しい現状です。このため、県では、都市部の大学生らと地域の中小企業の接触の場を提供し、過疎地域をフィールドにしておよそ1か月にわたって経営者とともに商品開発や新規事業にチャレンジする実践型インターンシップを進めることになりました。期間中は、大学生らに民宿やお試し住宅に住んでもらい農家との交流会など地元に触れる機会を提供します。
県は、常陸太田市や潮来市など11の市と町にある最大15社を選定し、2023年秋から事業をスタートさせるということです。8月31日に開会する定例県議会に9月補正予算案として、1600万円を提案することにしています。