ビッグモーター、3店全て除草剤散布、謝罪

中古車販売大手「ビッグモーター」の店舗の前で茨城県が管理する道路の街路樹が枯れた問題で、会社が3つの店舗前すべてで除草剤を散布したことを認め、茨城県に謝罪したことがわかりました。

県道路維持課が8月23日午後、記者会見で明らかにしたもので、謝罪は22日にあったということです。謝罪には、ビッグモーターの本社から担当者が訪れ、継続的な社内調査で、当初散布を否定していたつくば店でも除草剤を散布していたことを認めたということです。「環境整備点検に備えて雑草除去の目的で除草剤を撒いた」とその目的を説明したということです。

県では、3つの店舗のうち、時効が成立していないつくば店の前の街路樹について器物損壊の疑いで警察に被害届を提出する方向です。今後は、3つの店舗の前の県管理道路の街路樹すべてで、速やかに現状を回復するよう指導し検査費用など賠償も求めるということです。この問題を巡っては、茨城県が、つくば店の前の土壌を、21日採取して詳細な検査を進めており、今後は、街路樹が枯れるに至った除草剤散布の頻度や量なども調べることにしています。