高校生が福祉事業所でボランティア　水戸市

介護職を身近に感じ、福祉分野への興味や関心を高めてもらおうと、水戸市内の高校に通う生徒30人が市内13か所の高齢者施設で「介護助手」としてボランティア活動に取り組んでいます。

このうち8月21日は堀町にある長生園で、水戸第三高等学校１年の北川心さんがショートステイの入所者と一緒にアクティビティをしたり、食事の配膳を手伝ったりするボランティアを体験しました。

介護助手は、介護職員をサポートする人で、介護施設での話し相手や食事の配膳など専門的な技術や資格を必要としない業務を担います。ボランティアに参加した水戸三高の北川心さんは心理学や福祉に興味があり、長生園でデイサービスとショートステイの部門をそれぞれ1日ずつ訪問しました。この取り組みは、水戸市と、「NPO法人ちいきの学校」が連携して行っているものです。

ＮＰＯ法人ちいきの学校では、元気な高齢者を、地域の助っ人、「ちいすけ」として人手不足が叫ばれる介護現場とマッチングしていますが、高校生を対象に講座を行い、高齢者施設とマッチングするのは初めてということです。今後も、長期の休みに合わせて高校生を対象としたボランティアを開催したいとしています。