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2023年08月17日(木曜日)
干し芋製造ノウハウ学ぶ 研修施設を 茨城店舗設備が水戸に開設 イベントも
農産物の低温倉庫などの設計や販売などを手がける企業が、干し芋製造の新規参入を計画する業者らの研修施設を水戸市に開設し、このほど、イベントを開きました。
水戸市住吉町に研修施設「ほしいもLab(ラボ)」を開いたのは、茨城店舗設備で、冷蔵庫や加工所、保管庫、直売所などを備えています。干し芋を使った菓子などの新商品開発や、生産者や販売業者とのマッチングなどの拠点として活用しています。
7月21日、研修施設で「寒干しフェスタ」というイベントを開き、県農業総合センター農業研究所の技師や企業の担当者が再生農地でのサツマイモの栽培や、微生物をテーマにした講演を行い、農業、自治体関係者、学生らが参加していました。
「寒干し」開発の原点は、顧客の困りごとだったというラボの所長を務める富沢美智子専務ですが、最大の課題は、産業廃棄物として扱われる、さつまいもの皮など「残渣」の処理費用の軽減です。「残渣」つまり、残りかすを発酵させ、堆肥として循環させる構想を描いているということです。