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2023年08月08日(火曜日)
牛久沼越水で対策委員会発足 6月の記録的な大雨被害受け
6月上旬の記録的な大雨で、牛久沼の水があふれた原因を調査するため、茨城県の土木部や周辺自治体の担当者、専門家などによる対策委員会が設置され、8月7日、1回目の会議が行われました。委員長は、筑波大学大学院システム情報系の武若聡教授に決まりました。
6月の記録的な大雨で龍ケ崎市内で20棟の床下浸水2棟の床上浸水を確認しています。さらに、つくば市内でも宅地内に水が浸水する被害が確認されました。会議では、県から、牛久沼付近の堤防を調査したところ、高さが、設計の基本となる計画高水位以下になっていた場所が数カ所見つかったという説明がありました。
今後は、当時の氾濫の状況のモデル解析などを行って被害の全体像を明らかにします。牛久沼の水位を調整する「八間堰」のゲートの交換工事がどのように影響したかなども調査する予定です。
委員会は、全3回の予定で、年内には、今後の対策の方向性を示す予定です。