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2023年07月31日(月曜日)
「声の奉仕」地道に 広報紙をCD録音 発足30年あまり 浜木綿朗読の会 下妻市
茨城県内の各市町村で「声の広報」を奉仕活動グループが手がけている例が見られますが、このうち、下妻市の浜木綿朗読の会が発足から30年あまりを迎え、下妻市の広報紙を月2回、録音CDにして目の不自由な人たちに届ける奉仕活動を続けています。
浜木綿朗読の会は1990年代初めごろに発足し、下妻市内で人形劇団の活動をしていた大谷淳さん・龍子さん夫妻から指導を受けながら、朗読の活動でスタートしたということです。
発声練習など勉強を積み重ね、これまでも民話をテープに吹き込んで下妻市内の各所に贈ったり、子どもたちに朗読を聞かせたりしてきました。現在も下妻市出身の詩人・横瀬夜雨(よこせやう)の詩の朗読の発表会を開いたりしながら、25年ほど前からは8人で、「声の広報」の奉仕活動を続けてきました。下妻市の広報紙や下妻市社会福祉協議会の広報紙を分担して録音してCD化し、編集しているということです。
できあがったCDは下妻市社会福祉協議会が利用者に送って、喜んでもらっています。「声の広報」は茨城県内では下妻市のほかにも土浦市や取手市など、茨城県内各地でいずれも地道な活動が続いています。