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2023年07月24日(月曜日)
「カーボンニュートラル」実現へ 常陽銀行、東京電力と協定
温室効果ガスの排出をゼロにする「カーボンニュートラル」の実現に向け、常陽銀行、東京電力ホールディングス、東京電力エナジーパートナーが脱炭素に関する包括連携協定を結びました。7月20日に行われた協定の締結式では、常陽銀行の小野利彦常務が協定書に署名し、調印が終わりました。
常陽銀行の本店や支店に太陽光パネルなど省エネ設備の導入や、電気自動車を活用した蓄電システムの導入などの項目の実現を目指すということです。常陽銀行の小野常務は「お客様のカーボンニュートラルも含めて、協定を機にアドバイスも差し上げたい」と話しました。
常陽銀行は電力の子会社をもっていて、今後、東京電力から電力事業に関するノウハウを得るほか、太陽光発電などの実績を積んで取引先への助言などに生かし、さらには、環境に関する新たな金融商品の開発も想定しています。常陽銀行は2030年度までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする目標を掲げていて、東京電力ホールディングスの吉田圭成理事は「常陽銀行のカーボンニュートラルへの取り組みに加え、銀行の利用客、自治体の取り組みも支援しながら、エリア全体の脱炭素に取り組みたい」と話しました。
東京電力ホールディングスと東京電力エナジーパートナーが地方銀行や茨城県内に本社を構える企業とカーボンニュートラルの協定を結ぶのは初めてということです。