いじめ重大事態の石岡市、被害生徒の回復へ

部活動でのいじめを理由に中学3年の男子生徒が1年にわたり不登校になっている重大事態を受けて、石岡市は、7月19日開いた定例記者会見で、対応の遅れがあったことなどを謝罪し、いじめを受けた生徒の心身回復を最優先に、関係生徒への心の教育を進めることを明らかにしました。

男子生徒は、1年生だったおととし（2021年）から、所属していた運動部の部活動で、歩き方や競技の様子を真似されたりボールをぶつけられたりするなどの被害に遭いました。第三者委員会は、ことし（2023年）4月の報告書で、アンケートによるいじめのサインを見過ごしいじめの長期化や不登校に繋がったことや、　夏休みを理由に、母親による訴えから重大事態認定まで2か月を要したことなど学校の怠慢を指摘していました。

会見に同席した岩田利美教育長は、いじめを受けた生徒への対応について組織的に対応させるとしました。