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2023年07月14日(金曜日)
東海第二原発視察後、首長「工期遅れる?」
原電・東海第二原発周辺の6つの市と村で構成する原子力所在地域首長懇談会が、7月14日、1年ぶりに現地を視察し座長をつとめる東海村の山田修村長は「工事がだいぶ進んだ」としつつも来年(2024年)秋までには終了しないのではないかとの見方が首長にあることを示しました。
(代表撮影:読売新聞)
小雨混じりのもとで開かれた14日の現地視察で、懇談会の各首長は、標高20メートルを超えるまで盛り土して新設する「緊急時対策所」の建屋や、全体の3分の2が完成している海抜18メートルから2メートルの防潮堤を見て回りました。
(代表撮影:読売新聞)
山田村長の説明によりますと、質疑応答では、現場の状況から来年(2024年)秋の工事完了が難しいのではないかとの声が出たほか、使用前検査の日程に大きな関心が集まったとしました。そして、安全対策や防災、住民理解を議論する合意形成のための協議会に向けて細かい論点整理が必要であることを示しました。