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2023年07月10日(月曜日)
常総市など4市でのペットボトルの 水平リサイクル モデルを目指す
回収したペットボトルを新たなペットボトルに再生する「水平リサイクル」事業に、常総市など4つの自治体と協定を結んだ、アサヒ飲料とキリンビバレッジが乗り出しました。常総市や守谷市はペットボトルの回収が多く、メーカーは今回の取り組みが広がりのきっかけになればと期待しています。
ペットボトルはこれまで、技術的な制約で同じ製品にリサイクルされることが少なく、多くが海外に輸出されたり、トレーや繊維などに加工されたりしていました。別の用途にリサイクルすると、ペットボトルに戻せず、使用後は廃棄処分せざるを得ませんでした。近年、同じペットボトルに再生する技術が確立し、半永久的に資源を循環させることが可能になり、石油由来の原料から新たに製造する時よりも、二酸化炭素をおよそ60%、減らすことができるようになりました。
水平リサイクルについては、SDGS・持続可能な開発目標に向けた活動につながるなどとして、全国で自治体や企業が取り組みを始めています。一方で課題もあります。事業そのものの周知不足などを背景に、取り組みをどう広げるかが課題となっています。