守谷・他人のデジタル地域通貨を使用 19歳少年を詐欺で逮捕

他人が保有する守谷市のデジタル地域通貨を不正に利用したとして、千葉県柏市に住む10代の少年が6月28日、詐欺の疑いで警察に逮捕されました。

逮捕されたのは千葉県柏市の美容室従業員の少年19歳で、茨城県警サイバー犯罪対策課と取手警察署によりますと、ことし1月28日から2月4日までの間に、4回にわたり、守谷市内のコンビニエンスストアで守谷市内の71歳の女性が保有するデジタル地域通貨「Morin(モリン)」を使用して、タバコなど29点、販売価格の合計9939円を購入した疑いが持たれています。

守谷市のデジタル地域通貨「Morin」は、専用のアプリにチャージする形で利用するため、他人が保有する「Morin」を使用するには、個人情報などを入力するなどして、認証を突破する必要があります。ことし1月から2月にかけ、自分が保有している「Morin」が不正利用されているという相談が取手警察署に相次いだことから、事件が発覚しました。少年は「お金を使わずに欲しいものが手に入るからやっていた。」と容疑を認めています。

県警によりますと、少年は、アプリの管理会社の派遣社員として、「Morin」の購入サポート窓口で働いていた経験があったという事で、余罪の可能性も含め捜査を続けるという事です。