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2023年06月21日(水曜日)

5月の倒産14件 負債総額63億円あまり 月間ベースで今年最大 帝国データ水戸支店

先月の茨城県内の倒産件数は14件、負債総額は63億5300万円で、月間ベースでは今年最大となりました。過剰債務を抱えた企業の息切れ感、あきらめ感が強まる傾向から、引き続き、倒産件数は増加するものとみられています。

帝国データバンク水戸支店によりますと、14件のうち、負債10億円以上の大型倒産は、不動産賃貸事業者と菓子メーカーの2件で、不動産賃貸事業者は「特別清算」、菓子メーカーは「破産」でした。県内全体の負債総額は6倍近くに膨み、月間ベースで今年最大となりました。帝国データバンクは今後の見通しについて、コロナ禍で拡大した実質無利子・無担保のゼロゼロ融資の返済本格化に加え、「物価高騰など悪材料が重なり、企業倒産は増加局面を迎えている。過剰債務を抱えた企業の息切れ感、あきらめ感が強まる傾向にあり、経営破綻は今後も増加する可能性が高いとみられる」などと説明しています。

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