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2023年06月19日(月曜日)
海洋高校 実習船で漁獲したマグロを水揚げ 茨城県での水揚げは初
茨城県唯一の水産海洋系の高校で海や船、魚について学ぶ県立海洋高校の生徒が、6月19日、乗船実習で漁獲したマグロの水揚げ作業を行いました。
水揚げされたのは、メバチマグロやキハダマグロ、カジキやサワラなどの水産物およそ300㎏です。魚を捕ったのは、県立海洋高校、海洋技術科の3年生13人で、2組に分かれて、1か月にわたる乗船実習に参加しています。この日は、主に小笠原諸島周辺で実習をしている6人が一時的に茨城港大洗港区に立ち寄り、実習船「鹿島丸」の乗組員と一緒に水揚げした水産物をトラックに詰め込みました。
県立海洋高校によりますと、今までの乗船実習で漁獲したマグロは、加工施設が整っているなどの理由で神奈川県で水揚げ、加工していました。県内で水揚げをするのは、創立89年にして初めてです。
実習生たちが漁獲したマグロは県内で加工作業を経て、7月下旬ごろに水戸市内のスーパー「カスミ」で販売される予定です。