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2023年06月14日(水曜日)
鉄くずなど再生資源物保管規制条例、制定へ
鉄くずなどの再生資源物の置き場に関するトラブルを防ごうと、茨城県が、条例の制定へ向けて動き出すことになりました。これは、開会中の定例県議会・一般質問で、6月12日と14日、いばらき自民党の沼田和利議員と坂本隆司議員の質問に県・県民生活環境部の林利家部長が明らかにしたものです。
県廃棄物対策課によりますと、鉄くずなどの再生資源物の置き場は有害物質を含まないことから車や冷蔵庫、テレビの廃棄物とは違い法令による規制の対象外となっています。
崩落に繋がりかねない高すぎる積み上げや、有害使用済機器として廃棄物処理法の事前届け出義務がある冷蔵庫やテレビなど指定家電製品が潜り込まれた例も見つかったため、昨年度(2022年度)は30件が立ち入り検査の対象となるなどしました。このことから、茨城県では、国に法制化を求めつつ条例制定を進めることになりました。詳細は未定ですが、千葉県千葉市や茨城県境町では鉄くずなど再生資源物について100平方メートル以上の屋外保管場所を設ける場合は許可制とし、山積みは5メートル以下などの規制を設けています。