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2023年06月12日(月曜日)

那珂・核融合の実験装置 試験運転再開 今年秋にも本格稼働へ

(写真提供:量子科学技術研究開発機構那珂研究所)

次世代のエネルギーとして注目される核融合の研究を行う量子科学技術研究開発機構の那珂研究所は6月9日、核融合を発生させるために必要なプラズマ状態を作り出す大型の核融合実験装置の改修が終わり、5月末から稼働が始まったと発表しました。

核融合は、太陽が輝く原理と同じ現象を人工的に発生させ、電気や熱といった新たなエネルギー源の実現を目指す技術です。

那珂研究所の大型実験装置「JT―60SA」は、日本や欧米各国など7か国が共同で建設し、「核融合」の反応を研究します。2020年に完成していましたが、直後に、装置内部の損傷がわかり、改修作業が行われていました。「JT―60SA」がプラズマ状態になるのはことしの秋ごろだという事です。

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