ニュース
標識がない交差点で36人に反則を告知 茨城県警
茨城県警が、本来設置すべき標識が無い横断歩道で、車の取り締まりをしていたことが分かりました。標識が備わっていない29か所で36人に反則を告知したとして、茨城県警は反則金の返還などを進めていることを明らかにしました。水戸市、日立市など21の市と町にある信号のない29か所の横断歩道には、標識などがありませんでした。道路交通法では、横断歩道には路面の白線の表示と標識を設置することが定められていますが、標識がない場合には不備があり、ドライバーが歩行者の横断を妨げた場合の違反の反則の告知はできないことになっています。警察が2017年以降で調べたところ、29か所では取り締まりが行われ、36人から反則金を納付させるなど、不適切な取り締まりをしていたということです。不適切な告知の原因は「担当者の理解が不十分だった」としていて、茨城県公安委員会は再発防止を指示し、茨城県警は、反則点数の取り消しや反則金の返還などを進め、29か所に標識を設置するなどしています。