真冬の屋外に園児立たせる　散歩中に野球観戦も、水戸

水戸市の認可保育所「さんさん保育園」で園児への不適切保育があった問題で、新たに別の保育士が園児を真冬の屋外に一定時間立たせていたことが6月8日、市への取材でわかりました。保育士が園児の散歩中にスマートフォンでワールド・ベースボール・クラッシックの試合中継を見ていたことも判明しました。市は保育園に改善計画書の提出を求め、詳細を調べます。

市によりますと、園長が6月2日に開いた保護者会でこれらの事実関係を認めました。真冬に立たせた理由として、園長は「けんかか何かをしたので、話し合う時間をつくるためだった」と説明したということです。保育園は取材に対し「混乱を避けるため、何も話せない」としています。

市が5月22日以降、複数の情報提供を受け、24日に保育園を立ち入り調査しました。1歳児クラスの保育士2人が、園児の腕を引っ張って倒すなど複数の問題が判明していました。（共同）