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2023年06月06日(火曜日)

シロワニ幼魚が31日で死亡 大洗水族館

アクアワールド茨城県大洗水族館で同じ親個体からの国内2例目の繁殖に成功し飼育されていた、サメの仲間シロワニのメスの幼魚が、けさ(6月6日)死亡したことがわかりました。5月7日に誕生してからの飼育日数は31日間でした。今後解剖するなどして死亡した詳しい原因を検証するとしています。

水族館の発表によりますと、シロワニのメスの幼魚は、誕生直後から、浮力の調整が出来ず水槽の底に沈んだり遊泳が乱れたりするなどし、生後11日目からエサを食べて体調が安定する兆しも見せましたが、体重は、出生時の5.1キロから0.1キロ減少していました。きのう(5日)の夕方、遊泳の様子に特に異常は出ていなかったものの、きょう(6日)午前8時に飼育員が出勤したところ、シロワニのメスの幼魚は飼育水槽の底に沈んでいるのが見つかり死亡が確認されました。

アクアワールド茨城県大洗水族館では、経営企画課の担当者が電話取材に応じ、「繁殖例などデータが世界で数件しかなかったので、順調に育ってほしかった。今後も、シロワニそしてサメの繁殖に取り組むなど挑戦を続ける」などと謝意を交えたコメントを発表しました。

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