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2023年06月05日(月曜日)

取手市双葉 浸水被害 一夜明け 救助続く

豪雨から一夜明けた6月4日、取手市の住宅地は浸水が続き、消防隊員が水につかりながら、住宅に取り残された人たちの救助を続けました。消防は4日午後までに85人を救助し、けがをした人や行方が分からなくなっている人はいないということですが、避難所では29人が避難を続けています。

2台の排水ポンプによる小貝川への排水で、浸水は解消に進んでいますが、双葉地区の3丁目や、住宅地周辺の水田などの浸水は午後も続きました。3丁目に住む女性は台所の床下が浸水したため、ホースで床下から泥や水をかきだす片付け作業をしていました。女性は「台所の床下に全部水が入った。きれいにかきだせるかどうかわからない。」と話しました。

小貝川の水位もまだ、高い状態です。双葉地区は牛久沼と小貝川に挟まれ、浸水しやすい地域ですが、50年住むという、1丁目の男性は「寝てて朝おきたらびっくりした。11時に寝るときには何もなかったので、どうにもならない。被害は事前に想定してなかったし、こんなひどいのは初めて」と話しました。

また、地域の自治会員が住宅地を回ってお弁当などを配りました。元役員の男性は困りごとについて「トイレも被害。お風呂に入れない人、ガスがつかえない人がいる。畳とかも外に出さないといけない」。

困りごとが寄せられているということです。

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