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2023年06月01日(木曜日)

高校部活改革 同意あれば特例 運用も柔軟

今年度の茨城県内の公立高校の部活動の運営方針について、茨城県教育委員会は6月1日、科学的指導体制が確立され、生徒・保護者・指導者の同意があれば、特例を認めると明らかにしました。また、1日あたりの活動時間については「平日2時間、休日4時間という上限を週12時間の範囲内で柔軟に対応して良い」とする運用の考え方も示しました。

特例で認める条件は、公認の指導員か、トレーナーなど専門家の指導を仰ぐことを前提に、生徒からの希望や保護者の同意、計画案の作成と校長の承認が揃えば、特例を認めるにふさわしいかどうかを県教育委員会が外部委員を交えて審査します。1日あたりの活動時間は、授業の時間数や学校行事、練習場所の共用状況に配慮して2時間以内の厳守ではなく、週12時間の範囲内で、1時間半の日と2時間半の日をもうけるなど柔軟に対応して良いとする運用の考え方も示しました。

大会前の活動については、競技の特性を踏まえ、競技団体と協議して決定します。初年度の今年度はおおむね7月まで、来年度以降は年度開始前の3月までに審査を終えたいとしています。特例を最終的にいつまで続けるかという点については決めていないということです。

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