秘書の会社賃料肩代わりか　維新・石井議員の政党支部

日本維新の会の石井章参議院議員が代表を務める政党支部が、石井議員の秘書が経営する企業が入った取手市内の建物の賃料を「事務所費」に計上し、政党交付金から支払っていたことが出していたことが分かりました。

政党交付金から支出したのは2019年からおととしまでで合わせておよそ179万円です。政治資金に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授は、「秘書が支払うべき賃料の肩代わりとなり、選挙区内の寄付を禁じる公職選挙法違反の恐れがある」と指摘しています。 政党交付金の使い道を記した報告書などによりますと、政党支部「茨城維新の会」の設立当時主な事務所としてこの建物の住所を記していますが、2018年12月、別の住所に移しています。石井議員側は転居した後も借り続けているとし、「不適切な処理はない」という認識を示しました。（共同）