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2023年05月22日(月曜日)

「小さな悩み、はじめました」 水戸商工会議所が作品集を水戸市に寄贈

去年、東京芸術大学のアーティストチーム「DOOR」が行ったアートプロジェクトにあわせ、水戸商工会議所が募集した、市民などの「小さな悩み」をまとめた作品集が完成し、水戸市に贈りました。

どんなに小さな悩みでも話しやすい世の中を目指そうということです。アートプロジェクト「小さな悩み、はじめました」は、わざわざ人に話すほどでもない「小さな悩み」と、いつの間にか入っている「スマホの中の意味のない写真」をつなぎ合わせて社会に発信し、どんなに小さな悩みでも話しやすい世の中を目指すものです。

作品集は、東京芸術大学のアーティストチーム「DOOR」とともに、水戸商工会議所が去年、水戸駅ビルエクセルみなみの作品展示会などで集めた「小さな悩み」で構成しました。

高橋靖市長は「「楽しんでもらおう」というまさに「アート」。現代アートの独創性ならではの企画」と述べました。

8年前に中心市街地などで行われたプロジェクト「リミット100」では、プログラムを掲載したガイドブックを片手に多くの人が街を回遊していて、水戸商工会議所ではこのガイドブックの第2弾の作成に向け、今回の取り組みを盛り込むといった、企画を進めています。水戸商工会議所の内藤学会頭は「新しい切り口も変えたガイドブックに反映させるためのプレ事業に位置付けている」と話しました。

そして、作品集の作成にあわせ、「小さな悩み」を茨城弁で朗読した動画を、動画投稿サイトに投稿し、その中身も紹介していました。「顔と名前が覚えられない」「起きてから起き上がるまで2時間」など、幅広い世代の悩みや、クスッと笑える悩みなどを「スマホの中の意味のない写真」と併せて紹介しています。

作品集「小さな悩み、はじめました~MitoEdition~」は、水戸商工会議所のほか、水戸市役所で配布されています。

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