ニュース
2023年05月18日(木曜日)
茨城県内男性から都内の男女2人が麻しんに伝染
麻しん(はしか)の症状が出た茨城県内の男性と4月23日に同じ新幹線に乗っていた都内の男女2人が5月3日に発症して入院したことが茨城県と東京都の調査でわかりました。
2つの都県では、潜伏期間が10日から12日で発熱・発疹など麻しんを疑う症状が現れた場合は、事前に最寄りの保健所に電話し、公共交通機関を使うことなくマスクを付けて医療機関を受診するよう呼びかけています。
調査によりますと、つくばみらい市に住む30才代の男性は、インド滞在中に麻しん(はしか)に感染したとみられます。症状が出るなど伝染期とみられた4月23日に、神戸市内から東海道新幹線、JR京浜東北線、つくばエクスプレスを利用し、翌24日にJAとりでで総合医療センターを受診していました。
茨城県感染症対策課が不特定多数が利用する施設を公開して注意を呼びかけていたところ、5月3日、東京都に住む30代の女性と40代の男性が麻しん(はしか)を発症し、このうち、男性は翌日の4日に、静岡県の三島市から横浜市まで新幹線のこだま号・グリーン車を利用していたこともわかりました。
東京都が疫学調査を進めた結果、発症前の4月23日につくばみらい市の30代の男性と同じ新幹線に乗っていたことが判明しました。