ニュース
2023年04月25日(火曜日)
ハンマー投げ練習で頭に当たる 茨城の県立高 防護ネットなく部員重症
茨城県の県立高校で去年7月、陸上部のハンマー投げの練習で投げられたハンマーが部員の頭に当たり頭の骨を折る大けがをしていたことがわかりました。
事故を公表した消費者庁は部員の待機場所に防護ネットが設けられていなかった問題を指摘しました。このため県の教育委員会は、ネットがある他の学校や陸上競技場で練習するよう県立の中学や高校に通知しました。
消費者庁や県の教育委員会によりますと去年7月1日、陸上部のハンマー投げの練習で部員が投げたハンマーが近くで待機していた別の部員の頭に当たりました。部員は頭蓋骨の骨折や脳挫傷などの大けがをし、数カ月入院しましたが、現在は回復し部活動に参加しています。
県の教育委員会は事故を公表しておらず「故意ではなく、生徒や家族の人権、心情に配慮する必要があった」と説明しています。(共同)