「ニュースなニューズ」取手市長選 新人同士の一騎打ち

4年に一度行われる統一地方選挙。6つの市町村で首長選挙が、15の市町村で議会議員選挙が告示され、
このうち、市長選挙は、3か所で行われています。

4期務めた現職の藤井信吾市長が引退を表明し、今回は後任選びとなります。立候補しているのは、ともに無所属で、元県議で自民などが推薦する中村修氏と
元市議で共産が推薦する小池悦子氏の2人で、新人同士の一騎打ちの構図です。子育て支援の充実策や、取手駅周辺の再開発のあり方などを訴え、支持母体を背景に運動を進め、論戦を繰り広げます。

中村氏「西口地区、桑原地区の再開発で雇用を創出し、産業を活性化していくことが大切な施策の1つ。私には県とのパイプもあり、首長との連携もある。子育て支援、市民が安心して安全に暮らせることに力を注ぐことも大切」

小池氏「国民健康保険税で18歳以下を無料に、加入者の引き下げを図る。学校給食の無料化に向け、まずすぐに半額減免へと踏み出したい。気軽に相談できる「やさしい課」を作りたい。再開発は争点だが、地権者の人々の思いをどのように活かせるのかということで、協議を進めたい」

2人は子育て支援の充実策などを訴えるとともに、取手駅西口の再開発の在り方でも論戦を交わしています。また、駅の北側・桑原地区への大型商業施設の誘致についてもテーマとなっています。

市民の声「お金のかからない、美しいまちづくりをしてほしい。財政規模に見合った開発ならいいが、何を再開発するのかが見えない」「（再開発で）便利になってほしいが、交通が渋滞するのは困る。子育て支援とか、もっと積極的にやってほしいし、住みよいまちなので市外にもっとPRしたらよい」

市民からはさらに、車が使えないお年寄り向けにキメ細かな公共交通が欲しいなどの声も寄せられています。市民の声がどこまで反映されるのでしょうか。