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2023年04月22日(土曜日)

「ニュースなニューズ」 24年ぶりの選挙戦 日立市長選 現新一騎打ち

4年に一度行われる統一地方選挙。6の市町村で首長選挙が、15の市町村で議会議員選挙が告示されました。
このうち、市長選挙は水戸、日立、取手の3つの市で行われています。

 

 

日立市長選挙には現職と新人のあわせて2人が立候補し、24年ぶりの選挙戦に入りました。過去24年間、無投票での当選が決まっていましたが、今回は3選目を狙う現職と、新人による一騎打ちの選挙戦です。立候補したのはいずれも無所属で3期目を目指す現職で、自民、公明、国民民主が推薦する小川春樹氏と、新人で電気通信工事会社経営の田村弘氏の2人です。

迫りくる人口減少が争点となっていて、持続可能な社会基盤や、駅前の賑わいの創出のほか。長年、日立製作所の企業城下町として成長してきた日立市にとっては日立製作所の事業再編などもあり、製造業に代わる産業・経済の活性化も課題となっています。

小川さん「少子高齢化に伴う人口減少、新型コロナ対応、モノづくりのまちの産業の活性化、安心安全など。課題解決(のタイミング)が間近に迫っている。皆さんの声をもっと聴いて、皆さんと歩む市政を作りたい。これまでの取り組みを継続できるのか、後退させてしまうのか、重大な選挙だ」

田村さん「四半世紀の市政がプラスだったか、マイナスなところはないか、意見を述べていきたい。東海第2原発をどうしたいのか、処理水の対応で日立市に対しメリットのある方策は出ているのか、産廃処分場のきちんとしたアセスメントはできているか、命と財産を守る市政は本当に守られているか、声を聴きたい」

市民の声「物価高で子育ても大変なので、生活しやすい環境を」「子どもたちが遊びやすい場所や楽しめる場所を」「もっと魅力ある日立市を」「昔よりさみしくなっているので、多世代交流ができるようなにぎやかな場所になってほしい」

また、東海第二原発の再稼働や、高齢者の買い物難民問題など、市民の関心は多岐にわたります。

市民の声「東海第2で事故が起きたときが心配」「コンビニが閉店しており高齢者には不便。対策を」

ただ、選挙の争点となると「難しい」という反応も多く、市民の選挙に関する関心度を上げられるかも大きな注目点です。

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