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2023年04月21日(金曜日)

妻子6人殺害、二審も死刑 茨城、被告側の控訴棄却

2017年に日立市の自宅で妻と5人の子どもを殺害し、火を付けたとして殺人などの罪に問われた男に対し、東京高等裁判所は4月21日、1審水戸地裁と同じく死刑判決を言い渡しました。

死刑判決を受けたのは無職の小松博文被告38歳です。この判決は2017年10月、日立市の自宅アパートで当時3歳から11歳の子ども5人と妻の恵さん当時33歳を包丁で刺した上、ガソリンをまいて放火し殺害したとして小松被告が殺人などの罪に問われたものです。弁護側は小松被告が起訴後の勾留中に心不全などで倒れ、後遺症で事件の記憶を失ったため裁判能力がないと主張し、死刑は重過ぎるとも訴えていました。

1審判決は妻と親しい男性に家族を取られたくないという動機と強い殺意があったと認定し、小松被告の記憶喪失を認めたものの「心神喪失には当たらない」と判断していました。(共同)

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