ニュース

2023年04月14日(金曜日)

茨城県医師会 5類移行前に医療向けの研修

新型コロナが5月からインフルエンザと同等の「5類」へ引き下げられるのを前に、茨城県医師会は4月13日、医療機関向けの研修会をオンラインで開きました。研修会には480人の医師が参加しました。現在コロナ患者を受け入れている病院が、診療の方法や感染対策などを説明しました。

5月からの新型コロナの「5類」移行で、政府は、診療が可能な医療機関の数を現在のおよそ1・5倍に増やすことを目指しています。説明を聞いた医療機関からは、「5類に移行したあとも「発熱外来」で設置されているような仕切り、動線などの仕様は必要か」といった質問が出ました。

 

済生会横浜市東部病院感染管理対策室の大石貴幸医師は診察方法などについて、「効果的で負担の少ない感染対策として飛沫などの浄化、高性能マスクの使用を検討し会話で患者と20センチ以上の距離を取る」などと答えていました。医療・福祉施設については、診察場所などを区分して動線を分けることが大切、と説明しました。

茨城県は、5類移行への対応については、内科や小児科、耳鼻咽喉科など対応する医療機関をこれまでの800から1300に増やす方針です。また、院内に追加配置する浄化装置などの購入を補助します。コロナ患者の入院先については、病院どうしでの調整に切り替えることにしています。

新着記事一覧