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2023年04月02日(日曜日)

常陸大宮市・山方淡水魚館が休館 最終日は多くの人が別れを惜しむ

国の天然記念物、オオサンショウウオや川に生息する魚の展示で知られる常陸大宮市の山方淡水魚館の休館が決まり、3月31日で営業を終えました。最終日は多くの人が別れを惜しみました。

 

山方淡水魚館は、37年前にオープンし、開館当初は、年間およそ4万人が訪れ、親しまれてきましたが、ここ数年の来場者は年間およそ6000人程度に落ち込み、
老朽化もあって、休館が決まりました。淡水魚館を訪れていた人は「種類もいっぱいあって、楽しかった」「川も近く、淡水魚もいっぱいいるのでちょっと残念」「祖母の家に近く、最後に見ておこうと来ました」などと話し、山方淡水魚館に別れを惜しんでいました。

 

 

人気のあったオオサンショウウオは栃木県日光市の施設に引っ越し、魚類も県内の展示施設に引き取られます。飼育担当の高林暁一郎さんは「地域と共に成長してきた建物がなくなるのはさみしいが、別の施設にひきとられる魚たちが地域から愛されてほしい」と話しました。

常陸大宮市は、今後、淡水魚を活かした施設の利活用を検討しているという事です。

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