ニュース
2023年04月02日(日曜日)
TX茨城県内延伸「土浦方面」提言を知事に提出
東京・秋葉原とつくば市を結ぶつくばエクスプレスの茨城県内での延伸構想について、検討を進めていた茨城県の第三者委員会は3月31日、土浦方面を延伸先とする提言書をまとめ、大井川知事に手渡しました。
つくばエクスプレスをめぐっては茨城県が、現在の終点・つくば駅からの延伸先として筑波山、水戸、茨城空港、土浦の4方面を掲げ、去年から茨城県の第三者委員会が絞り込むための議論を行っていました。
その結果、「土浦方面が最善と判断した」との結論をまとめ、大井川知事に示しました。筑波大学教授で、第三者委員会の岡本直久委員長は「費用対効果が一番大きかった」と述べました。
土浦方面でもJR常磐線の駅に接続する場合については土浦駅が優位だとしました。大井川知事は「方面を決定したというのは5合目。(延伸路線の運営は)当然同じ事業体を考えているが、幅広い観点からアプローチしていきたい」と話しました。
完成の目標については2050年ごろをメドとしていますが、実際の延伸には多額の事業費が必要と予想される上、関係自治体や運営主体も交えた費用負担の在り方も未定となっており、今後に向けて乗り越えるべき課題も少なくありません。