「行方かんしょ」地理的表示「GI」に登録　名称を保護　茨城県内では5件目

行方市の特産のさつまいも「行方かんしょ」が、農林水産物の名称の保護を目的とする地理的表示「GI」に登録されました。

農林水産省の地理的表示「GI」は産品の名称を知的財産として模造品などから保護する制度です。地域の特性が反映されているかや、品質を審査した上で、登録されます。

3月31日、東京の農林水産省で登録証の授与式が行われ、行方かんしょブランド推進協議会の会長で、行方市の鈴木周也市長が藤木眞也農林水産大臣政務官から登録証を受け取りました。

「行方かんしょ」は「キュアリング作業」で表皮にコルク層をつくり長期貯蔵できるようにして、年間を通し出荷できる味にこだわった生産に取り組んださつまいもで、スーパーの店舗内に置く焼き芋機を積極的に提案して販路を拡大し、消費を飛躍的に拡大させたことなどが評価されました。

県内産品の登録は、稲敷市の江戸崎かぼちゃや茨城町の飯沼栗などに続き5件目となります。