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2023年03月29日(水曜日)
部活動「時間」厳格化 知事、教委対応評価
教員の働き方改革に伴い、茨城県教育委員会が進める公立高校の部活動の練習時間などの厳格化について、大井川知事は、県教育委員会の対応を評価し、教員の過重労働の根源が休日の部活動にある、と持論を展開し理解を求めました。
高校の部活動の練習時間については、全国一律の方向性を守っていない学校や指導者が茨城県内の公立高校で2割ほどあるとの状況調査から、猶予期間後の新年度の3年生が引退する今年(2023)夏ごろから、ごく一部の例外を除き厳格に「平日に上限2時間」「休日に上限4時間」とするほか、1週間あたりの休養日も「1日」から「平日・休日とも1日以上」に改定するとの方向性が県教育委員会から示されています。
3月29日の定例会見で記者団からその対応の所感を求められた大井川知事は、4月に始めることは去年から示していて、一部の異論に合わせて夏まで開始を猶予した県教育委員会の対応を評価するとしました。
今後は、猶予期間が過ぎる今年(2023)の夏以降、厳格化の原則を守るか、例外的に科学的指導法や長時間練習の危険性などを保護者や生徒が理解し県教育委員会に練習計画を提出させるとし、基本的に練習時間・休養日数を厳格化する原則へ理解を求めました。