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2023年03月27日(月曜日)

「自主防災組織リーダー研修会」が防災士を対象に開かれる

水戸市の茨城県庁で、防災士の資格を持つ関係者らが大災害が想定される際の新しい防災情報、地域の防災計画など、備えについて学ぶ「自主防災組織リーダー研修会」が開かれ、混乱を抑えながら被災者に向き合う態勢づくりを確認しました。

 

この研修会は、南海トラフ地震や首都直下地震など災害が発生した際に、自主防災組織のリーダーを育成しようと、茨城県と水戸地方気象台が開きました。この日は、防災士の資格を持つ人や防災への関心が高い人など116人が参加しました。研修会では最初に、大雨による洪水の危険度の高まりを地図で確認できる「洪水キキクル」が紹介されました。続いて、地域住民が自ら災害が発生した際の対策などをまとめた「地区防災計画」のうち、阿見町の事例が紹介されました。このほか、個別避難計画の対象者となる避難行動要支援者への支援の現状や課題、防災士による活動事例の紹介などを学び、自主防災組織のレベルアップと被災者に向き合う態勢づくりを確認しました。

茨城県は今後も、自主防災組織のリーダーとなる人を増やす取り組みを続けていくということです。

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